CX事業本部Delivery部の「デリバリーマネジメントチーム」についてご紹介
CX事業本部が、2023年1月に体制変更を行いました。 このブログでは、Delivery部『デリバリーマネジメントチーム』についてご紹介します。
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CX事業本部について
CX事業本部は「お客様(クライアント/カスタマー)に関わる人々をハッピーにする」というビジョンのもと、技術をコアに持ちながら事業会社さまと一緒に並走してプロダクト・サービスを作り、エンドユーザーの体験価値を高めることに貢献するエンジニア集団です。
このCX事業本部が、2023年1月に組織としてレベルアップするために以下のような体制に生まれ変わりました。
- CX事業本部
- Bussiness部
- CX事業本部の全体としての方針作成や事業戦略の立案など
- Delivery部
- 案件を遂行するエンジニア部隊
- Consulting部
- 顧客の案件遂行を支援する部隊
- Bussiness部
Delivery部の体制
さらにDelivery部は、最強のクラウドベンダーを目指すべく、持てる技術力を最大化するためにそれぞれの専門性を軸にした以下のチームが誕生しました。
- サーバーサイドチーム
- WebAPIの開発、アプリケーション開発、IoTバックエンド開発、など
- フロントエンドチーム
- Webアプリ開発、モバイルアプリ開発、LINEなど
- アーキテクトチーム
- CX事業本部全体の技術力&品質の向上を目指す
- デザインチーム
- ユーザ体験(UX)やフロントエンドのデザイン作成など
- デリバリーマネジメントチーム
- プロダクトマネージャー、スクラムマスター、など
- グローバルチーム
- モダンオフショアでクライアントのビジネス成功を実現
デリバリーマネジメントチームは、この中でDelivery部に属する案件マネージャーチームです。 このブログでは、デリバリーマネジメントチームについてご紹介します。
デリバリーマネージャーとは
デリバリーマネジメントチームについて説明する前に、まずデリバリーマネージャーとは何かという部分についてご説明します。 世の中にはいろいろなマネージャーが存在しますが、私たちが定義するデリバリーマネージャーとは、ソフトウェアデリバリー、つまりソフトウェア開発プロジェクトにおける作成物をお客様やユーザーが使える形で提供することに責任を持つ、開発プロジェクトのリーダーです。
プロジェクトを円滑に進めるためにチームの阻害要因に対して必要な支援をしたり、チームやステークホルダーと必要なコミュニケーションを取りながら信頼関係の構築、役割や期待値の整理、品質やリスクについての共有など、お客様のビジネス価値をデリバリーするために必要なアクションをお客様とともに並走して行います。
デリバリーマネジメントチームとは
デリバリーマネジメントチーム(以下、DMTと記載)は、クラスメソッドDelivery部のデリバリーマネージャーが集まって構成されたチームです。 それぞれプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャー、スクラムマスター、Webディレクター等のキャリア経験を持つ、多様性のあるメンバーが集まっています。
それぞれの特性を活かしながら各案件のマネジメントをする中で、DMTメンバーがいろいろな視点で補い合いながらプロジェクト推進のための意見を出し合えるのが強みだと思っています。 そういった強みを活かしながら、CX事業本部の全ての案件における開発体験と顧客のビジネス価値を向上させることをチームの目的としています。
チームの成長のために必要なデリバリーマネージャーの振る舞いについて考える
- 強いチームを作る
プロジェクト遂行には開発をドライブしていける強いチームが必要です。 強いチームとは、特定のスーパーマネージャーやスーパーエンジニアがいるだけでは成し得ません。 最良な価値をデリバリーするための最善の策を、誰かの指示ではなく自分たちで選択できる自己組織化されたチームが必要となります。 デリバリーマネージャーには、チームを自律的な状態に導くリーダーシップが必要となります。
また、チームは組織の最小単位であり、最も多くの時間を共有する仲間です。メンバー間の関係性を良い状態に保つこともプロジェクトを遂行する上で重要です。 仲良しクラブである必要はありませんが、チームの成長段階に合わせたメンバーのモチベーション管理と心理的安全性の高い環境を作るためのアプローチも必要となります。
- 開発プロセスの遵守と改善
デリバリーマネージャーは案件の特性によりどのような開発プロセスやフレームワークが適切かを判断し、チームが継続的なアウトプットが出せるように道筋を立てる必要があります。 また、お客様も含めチームがその開発プロセスから逸脱することがあった場合は起動修正を促すこともデリバリーマネージャーとして重要な役割です。
また、開発プロセスは一度決めたらその後は変えないというものではなく、継続的に改善を繰り返して自分たちのチームやプロダクトに合った形に変化しつづけることが重要です。 そういう点も含め、アジャイル開発プロセスの適用は理に適っており、スクラムは優れたフレームワークだと考えています。
- プロジェクトマネジメント
スコープ、リスク、スケジュール、品質、リリースの管理など、チームの開発状況を観測しながら、プロジェクト進行に影響しそうな懸念事項を素早く透明性を持ってお客様と共有します。 予測しうるリスクマネジメントを行いつつも、予測不能な不確実要素に対してお客様と共に向き合い、最善の対処ができるようチームを導く役割を持っています。
- 案件の特性に応じた適応課題への対処
プロジェクトを取り巻く組織の関係性は、開発チームとお客様だけでなく、チームの成熟度、お客様の組織構造、ステークホルダー、エンドユーザーなど多様な繋がりの中で成り立っています。 そういった複雑な関係性の中で起こる適応課題と向き合い、チームがパフォーマンスを上げながらプロジェクトを円滑に進めるための調整力が必要となります。
以上のように、チームが成長するためにデリバリーマネージャーが何をすべきかを、DMTの活動を通して学びを深めていきます。
お客様との良好な関係性を構築するために何が必要かを考える
CX事業本部では、最高の顧客体験をお客様と一緒に作り上げることをミッションとしています。 そのためにはお客様との信頼関係に基づく良好なパートナーシップを築けるかどうかがキーとなります。
信頼関係は一朝一夕で構築できることではありませんが、コミュニケーションの透明性を高め、プロフェッショナルとして継続的なデリバリーやチームの活動に対するコミットメントを示すことが重要だと考えています。 お客様との長期的な信頼関係の構築に必要なものは何か、DMTの活動を通して共通の価値観として構築していきたいと思っています。
価値のあるゴールをお客様と一緒に作り出す方法について考える(プロダクトゴールとの向き合い方)
デリバリーマネージャーは、デリバリーしたソフトウェアやサービスがビジネス価値に沿ったアウトカムになっているかどうかを管理します。 そのためにはお客様のビジネス価値を正しく理解し、お客様の達成したいビジネス価値に対して現状のプロダクトがどのような位置にあるのかを計測しながら、目標達成に向けてチームをリードする必要があります。
また、なぜそれをやるのか?の問いを絶えず繰り返し、お客様もチームも含めて価値のあるゴールを継続的に再定義することが重要だと考えています。
学び続けるマネージャー集団、それがDMT!
まだチームとしては立ち上がったばかりで、目的や価値観をすり合わせるところからのスタートです。
そのために先日、高尾山の麓でDMT合宿を行いました。
(合宿に参加した様子-さかじさん編)
(合宿の企画など詳細-長南さん編)
初対面の人も多い中、積極的な意見交換が行われてとても良い時間でした。
これからの活動を通して、プロジェクトの推進力となれるようなマネージャー集団を目指していきたいと思っています。
最後に
CX事業本部の新しいチーム体制と、デリバリーマネジメントチーム(DMT)について紹介させていただきました。
CX事業本部ではデリバリーマネージャーの募集も行っております。エントリー時のご参考になれば幸いです。